2025.02.17
コラム
エンディングノートとは?

【目次】
1.エンディングノートとは?
2.エンディングノートの主な内容
3.エンディングノートを作成するメリット
4.エンディングノートと遺言書の違い
5.エンディングノートの作り方
6.エンディングノートが必要な人
7.まとめ
1.エンディングノートとは?
2.エンディングノートの主な内容
3.エンディングノートを作成するメリット
4.エンディングノートと遺言書の違い
5.エンディングノートの作り方
6.エンディングノートが必要な人
7.まとめ
エンディングノートとは?
エンディングノートとは、自分の人生の最期に備えて、家族や大切な人たちに必要な情報や希望を伝えるための記録帳です。法的な効力はありませんが、遺族の困りごとを減らし、自分の意思を明確にするための重要なツールです。
エンディングノートの主な内容

- プロフィール情報 – 氏名、住所、生年月日、連絡先、家族構成、友人、知人の連絡先
- 医療や介護についての希望 – 延命治療の希望の有無、介護施設の希望、臓器提供の意思
- 葬儀の希望 – 葬儀の形式、遺影写真の指定、参列してほしい人のリスト
- 財産・相続に関する情報 – 預貯金口座、保険、年金の情報、不動産、株式、貴重品の管理場所
- デジタル遺産 – SNS、メール、クラウドのアカウント情報、ログインID、パスワードの管理方法
- メッセージ – 家族、友人、知人へのメッセージ、感謝の言葉や伝えたいこと
エンディングノートを作成するメリット
- 家族の負担軽減 – 死後の手続きや葬儀準備がスムーズになり、遺族の負担が減ります。
- 自分の意思を尊重できる – 医療、葬儀、財産管理などにおいて、自分の意思が反映されやすくなります。
- 思いを伝えられる – 普段なかなか伝えられない感謝の気持ちやメッセージを形に残せます。
エンディングノートと遺言書の違い
項目 | エンディングノート | 遺言書 |
---|---|---|
法的効力 | なし | あり |
目的 | 生活情報や希望を家族に伝える | 財産の分配や相続の意思を明確にする |
書き方 | 自由形式 | 決められた形式(公正証書、秘密証書など) |
内容 | 医療、葬儀、生活情報、メッセージなど多岐にわたる | 主に財産分与や法的な意思表示 |
エンディングノートの作り方
- 専用のノートを購入する – 書店や文房具店で販売されています。無料のテンプレートもオンラインでダウンロード可能。
- テーマごとに順番に書き込む – 急ぐ必要はありません。一つずつゆっくりと、何度でも見直しながら書きましょう。
- 家族に存在を伝える – 作成したノートは家族に保管場所を伝えることが大切です。
エンディングノートが必要な人

- 高齢の方
- 持病を抱えている方
- 単身者、独身者
- 財産やデジタル資産を管理している方
- 家族に迷惑をかけたくないと考える方
エンディングノートは、「人生の終わり」ではなく「今をより良く生きる」ためのツールでもあります。家族とのコミュニケーションのきっかけにもなり、自分自身の人生を振り返る良い機会になります。エンディングノートを書き始めたことを機に生前整理をされる方も多くいたっしゃいます。
まとめ
エンディングノートは、自分の意志を明確にし、家族の負担を軽減する大切なツールです。法的効力はありませんが、医療や介護、葬儀の希望を伝えたり、財産情報を整理したりすることで、遺族がスムーズに対応できるようになります。まだ作成していない方は、少しずつでも書き始めることをおすすめします。
