【田原市 遺品整理】遺品整理ですぐに捨ててはいけないものは?
遺品整理とは、故人の遺品を整理して処分することです。故人の思いを尊重しながらも、取っておくものと処分するものを仕分けして、早めに片づけることをお勧めします。しかし、遺品の中にはすぐに捨ててはいけないものがいくつかあります。捨ててしまうと、法的なトラブルや手続きの困難、後悔などの問題が発生する可能性があります。
遺品整理で捨ててはいけないものの一例をご紹介しますので、ぜひ参考にして見ってください。
⑴ 遺言書
⑵ 財産関連のもの
⑶ 身分証明書
⑷ デジタル遺品
⑸ 返却の必要があるもの
⑹ 鍵
⑺ 買い取ってもらえる可能性があるもの
⑻ 思い出の品
遺言書
故人の遺産分割や相続の意思を示す重要な書類です。法的な効力を持ち、勝手に捨てると罪に問われることもありますので、しばらくは保管するようにしてください。
財産関連のもの
銀行の通帳や印鑑、年金手帳、有価証券、保険証券など、故人の財産や収入に関するものです。相続税の申告や遺産分割に必要です。相続人が複数いる場合など、相続の手続きは複雑になり、慎重に進めなくてはなりません。
身分証明書
運転免許証やパスポート、マイナンバーカードなど、故人の身分を証明するものです。故人が契約していたサービスの解約や退会に必要になります。身分証明書を所持していないと、手続きを進めるのに別の書類が必要になってきたりと、時間とお金が掛かってしまいますので、注意しましょう。
デジタル遺品
スマートフォンやパソコン、デジタルカメラなど、故人のデータが残っているものです。暗号資産やネット証券などの資産や、故人の思い出や希望が記録されている可能性があります。
資産、契約などに関わる重要な情報を含んでいる場合がありますが、遺族は故人のパスワードなどによってアクセスできないことが多く、様々なトラブルの原因になることがあります。
デジタル機器やアカウントのパスワードを遺族や信頼できる人に伝えるか、メモして安全な場所に保管するようにしましょう。
返却の必要があるもの
レンタル品やリース品、図書館の本など、故人が借りていたものです。誤って処分すると、損害賠償や遅延料が発生することがあります。
鍵
家や自動車、倉庫などの鍵です。売却や引き渡しに必要です。また、鍵の中には故人の貴重品や重要書類が保管されている場所の鍵もあるかもしれません。
買い取ってもらえる可能性があるもの
美術品や骨董品、ブランド品、コレクション品などだけではなく、家具や家電の中にも、買取可能なものがあります。相続の対象にもなりますので気を付けましょう。
思い出の品
故人の写真や手紙、趣味の品など、故人の思い出が詰まったものです。捨てると復元できないものもあります。後悔しないように慎重に判断しましょう。
遺品整理で捨ててはいけないものを見分けるには、生前に故人と話し合っておくことが一番です。また、遺言書やエンディングノートなど、故人の希望が書かれているものを確認することも大切です。遺品整理に時間や手間がかかる場合は、専門の業者に依頼する方法もあります。遺品整理を行う際には、故人の意思を尊重し、親族と相談しながら進めましょう。